サバとキノコ
これからの時期においしくなる食材のサバとキノコが今回の主役です。まず、サバは秋口に脂が乗っておいしくなり価格もお手頃。しかも健康にお役立ちの成分があるため人気の食材です。茨城県のサバの水揚げ量は全国第2位。全国的に減少傾向にあり、いささか心配ですが資源回復の取り組みに期待しましょう。
栄養的な長所ですが、ドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA)という成分は血液サラサラ効果と脳細胞の活性化で知られます。特有の生臭みが嫌いという方のためにさまざまな工夫がありますが、今回は紅しょうがを使ってみました。紅しょうがのピンク色とゴマの風味が、苦手な方のお役に立てるとうれしいです。
もう一品は、キノコの中でも親しみがあるシイタケ。なぜか秋になるとおいしさが増しますが、暑さが峠を越したことでうまみ成分であるグアニル酸が増えてくるからです。食物繊維も豊富なキノコは健康維持に役立ちます。どうぞお召し上がりください。