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インドネシア国家警察若手幹部 水戸の交番視察

パトカーに積んでいる資機材の説明を受けるインドネシア警察の若手幹部たち=水戸駅南口交番
パトカーに積んでいる資機材の説明を受けるインドネシア警察の若手幹部たち=水戸駅南口交番


日本の警察活動を学ぶため来日中のインドネシア国家警察の若手幹部4人が5日、研修の一つとして水戸市桜川1丁目の水戸警察署水戸駅南口交番を視察した。交番業務の概要や資機材の説明を受け、巡回を体験するなど、真剣な表情で参加していた。

研修は、警察庁が外務省や国際協力機構(JICA)と協力して実施している「インドネシア国家警察改革支援プログラム」の一環。県警は9月26日から今月18日まで、12人の研修員を受け入れている。

この日は、藤田将太交番所長が管轄エリアや事件事故の傾向、パトカーに積んでいる資機材などについて説明。研修員たちは「昼間は何人でパトロールするのか」「この道具は何に使うのか」などと通訳を通して積極的に質問していた。

水戸駅内ではパトロール活動を実践。藤田所長が駅構内でのスケートボードや未成年の喫煙指導など、注意すべきポイントを伝えた。

同国で警察署の刑事課長を務めるイファン・アディティラさん(37)は、「パトカーで装備できる機材があれば活用していきたい」と話し、「住民を守ることを第一に、部下にも指導していきたい」と意欲を示した。

茨城県での同プログラムの研修は、今年で4回目。5日はひたちなか、日立両署の交番でも研修があった。

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