茨城県議選 鹿嶋市区 参政党が新人の斉藤氏を擁立
12月11日投開票の茨城県議選で、参政党は6日、鹿嶋市区(定数1)に新人で自営業の斉藤裕樹氏(38)を公認候補として擁立すると発表した。同党から県議選への出馬は初めて。
記者会見で斉藤氏は「鹿嶋市では人口減少や経済状況に不安が広がっている。市民の声を県政に届けたい」と出馬理由を話した。主な政策として、子どもたちの個性を生かす教育、工業の振興、農業での地域コミュニティー確立の実現を挙げた。
同党は県議選に複数候補の擁立を目指したが、同区のみとなる見込み。同席した松田学代表は「体制が十分ではなく、党の力を集中させる決断をした」と述べた。同区では前回選挙や補選で無投票が続いており、「有権者に選択肢を示す」とした。
同区では自民現職の小松崎敏紀氏(47)が出馬を予定している。