15日午後4時40分ごろ、茨城県日立市大久保町の常磐自動車道上り線の日立トンネル内で、大型トラックや乗用車など計5台が絡む多重事故が発生した。乗用車を運転していた茨城県常陸太田市、無職、男性（80）が意識不明の状態で搬送され、同市内の病院で死亡が確認された。県警高速隊で事故原因を調べている。

同隊によると、男性の乗用車は、前方を走行していた乗用車とトラック2台に接触した後、大型トラックに追突したとみられる。男性のほかにけが人はなかった。

現場は日立中央インターチェンジ(IC)-日立南太田IC間のトンネルで、衝突後に停止した車とトラックの数百メートル手前から、車の破片が散乱。男性の車は、トラックの左後部にめり込む形で、車体の上部がひしゃげて紙のようにめくれ上がっていた。複数の警察車両が集まり、現場を確認していた。