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茨城・ひたちなか市長選 現職大谷氏が再選 新人破る 投票率41.21%

ひたちなか市長選で再選を決め、万歳する大谷明氏(中央)=同市馬渡
ひたちなか市長選で再選を決め、万歳する大谷明氏(中央)=同市馬渡


茨城県ひたちなか市長選は20日投開票され、無所属現職の大谷明氏(49)が、無所属新人で前市議会議長の鈴木一成氏(53)=自民県連推薦=を破り、再選を果たした。当日有権者数は13万137人で、投票率は41・21%(前回45・29%)だった。

午後9時半ごろ、同市馬渡の選挙事務所に当選の一報が入ると、集まった支援者から大きな拍手と歓声が上がった。

大谷氏は「支援していただいた全ての人に感謝。市民の声をしっかり聞きながら、市の成長、発展のために取り組んでいく」と2期目への意欲を語った。

選挙戦は、現市政の継続か刷新かが焦点となる中、子育て支援や高齢者福祉、観光振興、企業誘致などを巡って舌戦が繰り広げられた。

大谷氏は、強固な後援会を軸に推薦を受けた企業や団体、市議らと連携した選挙戦を展開。待機児童の解消やふるさと納税の寄付額1億円突破など、1期4年の実績と知名度を前面に打ち出し、幅広い支持を集めた。

街頭演説では、安心安全な都市基盤整備の推進や、子どもから高齢者まできめ細かな福祉サービスの充実などの公約を掲げ、市政継続を訴えた。

鈴木氏は、かつて秘書を務めた梶山弘志衆院議員や地元県議など自民党の全面支援を受けた。市の財政悪化などを理由に「市政大転換」を掲げ、国、県との連携による工業団地の新規造成や観光振興を訴えたが、及ばなかった。

市議補選(欠員2)も同日投開票され、新議員2人が決まった。内訳は無所属と維新の新人。投票率は41・16%だった。

■ひたちなか市長選開票結果(選管最終)
当32,708 大谷明  49 無現
20,546 鈴木一成 53 無新

【大谷明(おおたに・あきら)氏の略歴】当選2回。元県議当選1回、読売広告社社員。中央大卒。武田

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