「人と違う方法試して」 元宝塚・楓さん、母校で講演 茨城・日立二高

母校でタカラジェンヌとしての経験を語る楓ゆきさん=日立市鹿島町
母校でタカラジェンヌとしての経験を語る楓ゆきさん=日立市鹿島町
茨城県日立市出身の元タカラジェンヌ、楓ゆきさん(32)が16日、母校の県立日立二高(同市鹿島町、鈴木正人校長)で講演した。「〝宝塚〟を生きた私が伝えられること」と題し、宝塚音楽学校入学を目指し努力した高校生時代や歌劇団の娘役として華やかな舞台に立ち続けた体験談を語った。

楓さんは中学生の頃、宝塚の公演をビデオで見て憧れ、2007年、同学校に入学。月組に配属され、09年に初舞台に立った。昨年8月に退団し、現在はダンス講師などとして活動している。

1度目の受験は不合格となり挫折を味わったが、高校生活の傍ら東京にある宝塚受験専門の学校に通うなど奮闘。「行動の積み重ねが自信となって、強い気持ちで本番に挑むことができた」と、2度目の受験で夢をかなえたと語った。

同期生に初舞台で先を越され悔しい思いをしたが、先輩の助言に従い「稽古場で誰よりもきれいでいる」など努力の方法を工夫したという。「もし皆さんが自分と他人を比べてうらやむことがあれば、違ったやり方を試して強くなれる。やがて大きなチャンスにつながる」と生徒たちにエールを送った。

オンライン視聴を含め、全校生徒約420人が楓さんの話に聞き入った。1年の小森雫姫(しずき)さん(16)は「可能性を自ら広げるという言葉が印象に残った。心に刻んで生活していきたい」と話した。

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