ギンナン

ギンナン割り器で殻を割る
ギンナン割り器で殻を割る
ギンナン入りがんも
ギンナン入りがんも


イチョウは古くから神社の境内や学校、街路樹などに植えられている、なじみのある木です。中には千年以上の古木も存在し、耐火樹として「火に向かって水を噴く」という言い伝えがあるほどです。

種の外側を包む、黄色く柔らかい肉質部分は強烈な臭いを漂わせます。肉質部分を除くと、固い殻で覆われたギンナンが出てきます。殻は「ギンナン割り」という道具で割り、茶色い薄皮は熱湯に入れ、お玉で転がすと火の通った順に、きれいにはがれます。ゆでたてのギンナンは風味がよくもっちりとした食感で、特有の臭いはなく、缶詰めの風味とは異なるおいしさです。つい手が伸びてしまいますが、食べ過ぎると鼻血を出すほどの強壮剤といわれているので、大人でも6~8粒くらいにしておきましょう。

でんぷん質が多く、βカロテンやビタミンCを含み、種実類の中では低脂肪・低カロリーです。彩りや添え物として重宝されるほか、茶わん蒸しや煮物、炒めもの、お正月料理にも役立ちます。



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