茨城県議選 太田一高 高校生が託す1票 昼休みに期日前投票
11日投開票の茨城県議選で、常陸太田市選挙管理委員会は5日、同市栄町の県立太田一高に臨時の期日前投票所を設け、投票権を持つ生徒らに投票を呼びかけた。
若者の政治参加意識の促進や若者の投票率向上が目的。投票箱や記載台などが会議室に設置され、選挙権を持つ3年生が昼休み時間を使い、人生で初めての投票を行った。
投票を終えた郡司結子さん(18)は「緊張したが、学校での投票なので分かりやすく安心感をもって投票できた」と感想。井坂夏音さん(18)は「常陸太田市が積極的に取り組んでいる子育て支援をさらに充実できるような応援をしてほしい」と要望した。
また、投票権を持たない3年生の片野結衣さん(17)は投票事務(投票用紙の交付)を担当した。「投票する側ではできない貴重な体験で、選挙への関心が高まった」と話した。
8日には県立太田西山高でも実施する。