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IT人材育成へ交流会 企業と学生ら メタバースも活用 産業技術短期大学校 茨城

IT人材育成交流会の企業ブースではリアル会場ほか、モニターに表示されたメタバース空間からも質問などが寄せられた=水戸市宮町
IT人材育成交流会の企業ブースではリアル会場ほか、モニターに表示されたメタバース空間からも質問などが寄せられた=水戸市宮町


茨城県のIT人材育成に向け、県立産業技術短期大学校(水戸市下大野町)は5日、DX(デジタルトランスフォーメーション)などに取り組む地域企業20社と、同校の学生や県内の高校生ら約100人による交流会を開いた。ホテルレイクビュー水戸(同市宮町)に対面会場を設置したほか、初めてインターネット上の仮想空間「メタバース」を活用した。

交流会は展示会とフリートークの2部構成で進行。同校1年の小橋未来さん(18)が代表し、開会を宣言した。

メタバースでの参加者は、パソコン端末などからログインし、「アバター」と呼ばれる自身の分身を操作。アバターが、仮想空間に設置された企業のブースに近づくと、対面会場の様子を動画で視聴できる仕組み。マイクなどを使って直接質問する参加者もいた。

一方、対面会場での参加者は希望する企業のブースへ出向き、企業紹介や取り組み事例などの説明を受けた。学生から企業への自由な質問も行われた。

企業側として参加した、常陽コンピューターサービス(同市)の三次瞭さん(32)は「ITと聞いて難しく考えず、どんな人でも活躍の場があることが伝わればうれしい」と話した。

「IT関係の興味がさらに湧いた」と、友人と一緒に対面会場で参加した県立水戸三高3年の相川ゆずかさん(17)。同校3年の一戸虹都美さん(18)は「実際に話を聞いたことで視野が広がった」と感想を述べた。

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