次の記事:ハイエース大量窃盗 110台超、容疑で4人逮捕 被害1億円 茨城県警など合同捜査班 

茨城県議選投票率、初の40%割れ 過去最低 桜川市のみ6割超



11日投開票の茨城県議選の投票率は、過去最低の38・54%だった。これまで最も低かった前回を3・32ポイント下回り、初めて40%台を割り込んだ。新型コロナウイルス感染流行の「第8波」拡大による外出自粛や、前回市町村別で投票率の高かった坂東市や笠間市が無投票となったことが響いたとみられる。

無投票の選挙区が前回の13から6に減少したことから、当日有権者数は前回から23万6244人増加の192万5766人となった。投票者数は同3万4937人増の74万2225人。男女別の投票率は男性38・72%、女性38・36%だった。

無投票の9市町を除く市町村別では、現職と新人が競り合った桜川市が61・54%と最も高く、唯一6割を上回った。2010年以来の選挙戦となった常陸太田市・大子町区の大子町が54・63%、現職と前市長の一騎打ちとなった潮来市が51・23%で続いた。一方、投票率が最も低かったのは鹿嶋市の28・32%。次いで、阿見町29・57%、ひたちなか市の31・08%だった。

期日前投票者数は32万1668人、不在者投票は3436人。今回は全44市町村中42市町村(無投票の9市町を含む)が投票締め切り時間を1~2時間繰り上げた。

県選管は投票率が低迷する若年層向けとして、同年代の大学生に依頼し、啓発動画を作成。会員制交流サイト(SNS)の広告や県ホームページで発信するなどしてPR活動を展開したものの、投票率の低下には歯止めがかからなかった。



最近の記事

茨城の求人情報

全国・世界のニュース