茨城県内各界代表集う 「コロナ後」へ飛躍 千鳥会、3年ぶり 水戸
新春の幕開けを祝う茨城新聞社主催の「千鳥会」が6日、茨城県内各界の代表者約880人を迎え、水戸市千波町の水戸プラザホテルで開かれた。新型コロナウイルス感染拡大の影響により2年連続で中止となっており、3年ぶりの開催。出席者は社会経済活動との両立を見据えたコロナ後の新しい時代へ向け、飛躍を誓い合った。
千鳥会は1949年に県内政財界の有志が戦後の県土復興を願い、同市内の料亭「千鳥」に集まり会合を開いたのがきっかけ。各界の代表らが一堂に集う県内最大の賀詞交歓会となっている。73回目を迎えた今年は、経済活動との両立を考慮し、感染対策を取った上での開催となった。
世話人は、笹島律夫県経営者協会長▽内藤学県商工会議所連合会長▽小川一成県商工会連合会長▽阿部真也県中小企業団体中央会長▽高橋靖水戸市長▽染谷森雄県地方自治四団体連絡会議代表▽能島征二日本芸術院会員▽沼田安広茨城新聞社長-の8人。来賓として大井川和彦知事、伊沢勝徳県議会議長、鈴木正誠県人会連合会長が出席した。
世話人を代表し、沼田社長は「今年は全国育樹祭やG7内務・安全担当大臣会合など茨城の魅力をアピールする良い機会。地域活性化に大きな成果を上げることを期待する」とあいさつ。大井川知事は「茨城をさらに国際化し、経済や生活を世界に結びつけることで、成長の可能性を膨らませたい」と述べた。
この後、大井川知事や世話人らが鏡開きを行い、高橋市長の発声で乾杯。笹島会長の三本締めで締めくくった。