酒かす

調理風景
調理風景
いり大豆入り酒かす煮(すみつかれ風)
いり大豆入り酒かす煮(すみつかれ風)


茨城の旧正月には県内のいくつかの地方で「すみつかれ」を食べる習慣があります。貴重な文化遺産ですがいささか食べにくく、「鬼おろし」という独特の調理道具や主要食材の塩鮭(さけ)の頭が手に入りにくいなどの欠点がありました。

そこで、この欠点を補いながら冬の寒さを乗り切るための体が温まる一品、酒かす煮を紹介します。栄養的なポイントはいり大豆と酒かすを使うことです。大豆を煮るのはなかなか大変ですが、いり大豆はそのまま加えるだけで食べることができます。大豆はカルシウムが豊富ですが、酒かすも骨粗しょう症に効果があることが知られています。

凍みこんにゃくは、茨城県の大子地方と常陸太田市の天下野地域でごく少量が生産されるだけになっています。江戸時代の物産ルートの影響でしょうか。山形県の米沢地方にもこれをいただく習慣が残っているそうです。

今回はこの貴重な食材と同じように茨城の独特の素材である「赤ネギ」を合わせてみました。



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