心の「よりどころ」に注目 信仰や自然、絵画108点 茨城の笠間日動美術館で企画展

長渕剛さんらの作品が並ぶ展示会場=笠間市笠間
長渕剛さんらの作品が並ぶ展示会場=笠間市笠間
生きる糧や癒やしなど、心の「よりどころ」を絵画に見いだす企画展「心のありか─いのり・ふるさと・うた─」が2月26日まで、茨城県笠間市笠間の笠間日動美術館で開かれている。信仰や自然のほか、音楽にまつわる作品を紹介。同市ゆかりの歌手、坂本九さんの写真パネルや長渕剛さんの詩画も並ぶ。

展示は、同館の所蔵品など計108点。1950年ごろから現代までの国内作家による油彩画や、聖書の挿し絵に使われた小磯良平の聖画が下絵とともに展示されている。

信仰や祈りを表現した作品は、同市出身の画家、山下りんのイコン画(聖像画)「機密の晩餐」「ヤコブ像(使徒之図)」の2点が見どころ。日本の古民家を題材にした向井潤吉の「小吹雪く日」は、それぞれの心象風景と重なる素朴で温かみのある作品だ。

音楽関係では、坂本九さんの写真のほか、日動画廊(東京)で詩画展を開いた縁で、長渕剛さんの詩画が展示された。「天狗」や「不動明王」など個性豊かな4点から、長渕さんの強いメッセージが伝わる。

同館学芸員の長谷川翠さんは「普遍的なテーマに注目し、幅広い展示をした。心の中にある大切なものに思いをはせ、鑑賞してほしい」と話した。

午前9時半から午後5時。月曜休館。

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