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作詩と福祉、分かりやすく 盲目の詩人・小泉さんが特別授業 茨城・常陸大宮の緒川小

児童の前で自作の歌を披露する小泉周二さん=常陸大宮市上小瀬の緒川小
児童の前で自作の歌を披露する小泉周二さん=常陸大宮市上小瀬の緒川小


盲目の詩人でシンガーソングライターの小泉周二さん(72)=茨城県ひたちなか市=を招いた特別授業が1月27日、同県常陸大宮市上小瀬の市立緒川小学校(斎藤慶一郎校長)で開かれた。

小泉さんは、自作の詩「水平線」が小学校の一部教科書にも登場する。茨城県内の小中学校で教壇に立ち、演奏した経験を生かし、ギターの弾き語りや質問を交えながら、同校4~6年生51人に詩の作り方や福祉に関する話を分かりやすく伝えた。

小泉さんは詩の題材を見つけるヒントについて、「○○みたい、△△のようだと、周りの物を見て、他の物に見えるのが大事。詩のたねは、芽を出して、花が咲くようになる」とアドバイスした。

また、福祉の授業でアイマスクを体験していた4年生に対し「歩く時、手を引いてもらっても、怖いと感じたと思う。どんな手助けができるかを少しでも考えてほしい」と話した。さらに「友達や周りの人が悲しそうにしていたり、つらそうにしていたり、元気がなかったら、元気づけてあげるのも福祉」と伝えた。

授業後、4年生の岡﨑新(あらた)君は「目が見えなくても、いろんなことができて、挑戦している小泉さんはすごいと思った」と感想。6年生の堀江翔太君は「物事を他の目線で見ると、楽しく見えてくると知った」と話した。



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