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茨城・潮来市長選で3選 原浩道さん、次世代に財産を残す

潮来市長選で3選した原浩道氏
潮来市長選で3選した原浩道氏


5日投開票の茨城県潮来市長選で3選を果たした原浩道(はらひろみち)さん(60)は「厳しい選挙だった。当選できたのは支援者の皆さんのおかげ」と深く頭を下げた。

15歳若い新人候補との一騎打ち。現職の強みを生かした組織戦を展開したが、「相手の動きが見えず、不気味な戦いだった」と振り返る。票差は約1100。3回の市長選で最小だ。当選直後の万歳三唱でも表情は硬く「ここまで競るとは思わなかった。(過去2回から)反対の票が崩れなかったことは真摯(しんし)に受け止めたい」と述べた。

公約の中心は日本一の水路整備、道の駅・バスターミナルの整備促進、医療・消防の充実強化など、中長期的な取り組みが必要な事業。3期目に向けて「道半ばの公約をしっかりチャレンジしていく」と意気込む。

次の任期中には東関東自動車道潮来インターチェンジ(IC)-鉾田IC間の開通も予定されており、「麻生IC(仮称)付近の土地利用や、潮来IC周辺の開発に向けた規制緩和などの準備を進める。チャンスを逃さず、次の世代にしっかりと財産を残せるような仕事をやりたい」と語った。

妻と2人暮らし。座右の銘は「陰徳」。選挙に臨むに当たり、昨年末から約40日にわたって早朝のバスターミナルに立ち、通勤者らに手を振り続けた。「始めは『何だろう?』という顔をしていたのが、そのうちに反応を返してくれるようになった」と笑顔を見せた。日の出。



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