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茨城・常陸太田市 自動運転EVバス実験開始 商業施設で運用目指す

実証実験で市内を走る自動運転EVバス=常陸太田市内
実証実験で市内を走る自動運転EVバス=常陸太田市内


茨城県常陸太田市は17日、自動運転EV(電気自動車)バスの実証実験を始めた。市民や観光客などの多様な移動ニーズや課題に対応しながら、魅力あるまちづくりのため、今春開業する東部地区商業施設での同バスの運用を目指す。

乗車人数9人のフランス製のバスを使用。緊急時に備え、安全管理者2人が同乗する。期間は23日までの1週間で、常陸太田市役所(金井町)とJR常陸太田駅(山下町)間の約1・3キロを片道10分ほどで結ぶ。試乗は市のホームページから、前日までの事前予約制で先着順。無料。

開始式が市役所前で開かれ、国や県などの関係者が出席。宮田達夫市長は「今春オープンする商業施設の中で、車を使わずに自動運転バスで買い物を楽しめたら、同施設の価値も上がり、市の魅力も向上するのでは。多くの人に楽しんでほしい」と呼びかけた。早速、関係者が試乗した。

試乗した藤田謙二市議会議長は「カーブもスムーズでスピード感もあって、快適な走行だった。将来の実用に向けて進めてもらえれば」と感想を話した。

同市では持続可能な交通体系の確立に向けた取り組みを進めており、実証実験による市民らの試乗を通して、実運用に向けた安全性の検証やニーズの把握などを行う。

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