紅白の梅千本彩り 筑波山梅まつり開幕
筑波山早春の風物詩「第50回筑波山梅まつり」が18日、茨城県つくば市沼田の筑波山梅林を会場に始まった。約千本の紅梅や白梅が筑波山の中腹を彩り、訪れた観光客らはピンクや白の花の色や香りを確かめ、写真を撮影するなど、春の気配を楽しんだ。3月19日まで。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で前年度は初の中止となったが、今年は通常開催となった。
同まつり実行委員会によると、梅は現在3分咲きで、見頃は2月下旬から3月上旬の見込み。会場は筑波山中腹の標高約250メートルに位置し、梅の花と関東平野の眺めが同時に楽しめる。
この日は、筑波山名物「つくばうどん」などが振る舞われたほか、ガマの油売り口上も披露された。
家族と訪れた千葉県柏市、田村栄さん(89)は「初めて来たが梅の香りが良くて景色も良い」と笑顔を見せた。