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百段彩る1000体のひな人形 茨城・大子、4年ぶり開催 1日限りの壮観な眺め

百段階段に豪華に飾られたひな人形=大子町大子の十二所神社参道
百段階段に豪華に飾られたひな人形=大子町大子の十二所神社参道
百段階段に豪華に飾られたひな人形=大子町大子の十二所神社参道
百段階段に豪華に飾られたひな人形=大子町大子の十二所神社参道


茨城県大子町の早春の風物詩「百段階段でひなまつり」が26日、同町大子の十二所神社参道で開かれた。ひな壇に見立てた階段に約千体のひな人形が整然と並び、多くの観光客が1日限りの壮観な眺めを楽しんだ。

同まつりは、台風19号被害や新型コロナウイルスの影響で中止され、開催は4年ぶり。同日の早朝6時から、主催者の町商工会女性部のメンバーら約20人が集まり、事前に作成した設計図を基にひな人形を1体ずつ丁寧に飾った。

大勢の見物客が長蛇の列をなし、開始前には神事や巫女(みこ)による浦安の舞が披露された。午前9時に観覧が始まると、衣装や表情の違うひな人形を鑑賞しながら階段を上り、家族で写真を撮る姿が見られた。

同会女性部長の大森有紀さんは「多くの方々の協力で、やっと開催できた。人形は中止が続いた3年間で集めたもの。寄贈者それぞれの大切な思い出も感じてもらえたら」と話した。

ひたちなか市の鳥居遼太郎さん(34)は「娘に見せたくて初めて来た」と話し、娘の美琴ちゃん(4)が「きれいだった」と喜ぶ姿に目を細めていた。

このほか花嫁行列や町特産のアップルパイ販売、奥久慈しゃも入りの千人鍋提供などもあり、商店街は終日にぎわった。



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