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大洗駅エレベーター供用 2基設置、バリアフリー化 茨城・大洗

大洗駅で供用開始されたエレベーターを利用する人たち=大洗町桜道
大洗駅で供用開始されたエレベーターを利用する人たち=大洗町桜道


鹿島臨海鉄道(篠部武嗣社長)は茨城県大洗町桜道の大洗駅で2日、新設したエレベーターの供用を開始した。同日、記念式典が駅構内で開かれ、国井豊町長をはじめ町関係者や同鉄道職員など約20人が完成を祝った。

エレベーターは、上り、下りの各ホームに計2基新設。改札からホームへ向かうコンコースの段差もスロープ構造に変更された。このほか駅のバリアフリー化として多目的トイレを新設し、コンコースからのエレベーター出入り口の天井には通路を確認できるようドーム状の鏡などを設置した。

同鉄道によると、総工費は2億1830万円で同鉄道は約1200万円、残りの3分の1を国、3分の2を町が負担した。コロナ禍前の1日の利用者数は約2100人、数カ月に1人程度の頻度で車椅子に乗った人が利用。従来は車椅子用の階段昇降機を利用するなどして駅員が補助していた。

記念式典で篠部社長は「大洗町は住民や障害者の方だけでなく、スーツケースを持った観光客も利用する。全ての人の利便性向上につながれば」と話し、国井町長も「これからも安心して利用できる駅にしていくため町としても支援していく」とあいさつした。

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