茨城・常陸太田 差別ない社会考える 五輪・パラ五輪元選手講演


心身の障害の有無などに関係なく共生していく社会「インクルーシブ社会」をテーマにした講演会が4日、茨城県常陸太田市高柿町の市交流センターふじで開かれた。2012年ロンドンパラリンピック・ボッチャ代表の加藤啓太さんと、トライアスロン競技で4度の五輪出場の田山寛豪さんの2人のアスリートの講演を通して、差別のない社会の構築方法について考えた。
インクルーシブ社会は年齢や性別、人種、民族、国籍、出身地、社会的地位、心身の障害の有無などに関係なく共生していく社会。主催は同市を中心に各種福祉事業などを展開する「いばらきのケア」(石川剛社長)が初めて企画した。
石川社長は「誰もが地域で安心して過ごせることが当たり前の地域社会の実現に向け、環境整備の必要性を感じている。その手段の一つとしてスポーツが役割を担っている」と講演会の趣旨を説明した。
第1部の講師の加藤さんは愛知県出身で、生後3カ月の時に脳性まひの重度障害者となった。現在は生活介護事業所を経営している。
講演は「1%の可能性を信じれば、どんな障害があっても夢は叶う!」と題して、自分の経歴やパラリンピック出場のきっかけ、大学進学などをユーモアを交えて紹介。「やると決めたら諦めないでやり続けることが動機で、1%の可能性を信じて挑戦し続けている」と話した。
第2部の田山さんは大洗町出身。17年に現役引退し、現在はNTT東日本・NTT西日本所属で流通経済大スポーツ健康科学部准教授。
「4大会オリンピック出場して学んだこと・夢の実現に向けて」をテーマに講演。トライアスロンを始めたきっかけや競技内容、練習日記、大切にしている言葉などを披露。「チャンスを生かすための準備をどれだけしておくかが重要。一生懸命にやっても結果が出ない時もあるが、目標に向けて頑張ってきたことは力になる。夢に近づく」と会場にエールを送った。
講演の終了後には、加藤さんがボッチャを実演し、田山さんも挑戦した。
インクルーシブ社会は年齢や性別、人種、民族、国籍、出身地、社会的地位、心身の障害の有無などに関係なく共生していく社会。主催は同市を中心に各種福祉事業などを展開する「いばらきのケア」(石川剛社長)が初めて企画した。
石川社長は「誰もが地域で安心して過ごせることが当たり前の地域社会の実現に向け、環境整備の必要性を感じている。その手段の一つとしてスポーツが役割を担っている」と講演会の趣旨を説明した。
第1部の講師の加藤さんは愛知県出身で、生後3カ月の時に脳性まひの重度障害者となった。現在は生活介護事業所を経営している。
講演は「1%の可能性を信じれば、どんな障害があっても夢は叶う!」と題して、自分の経歴やパラリンピック出場のきっかけ、大学進学などをユーモアを交えて紹介。「やると決めたら諦めないでやり続けることが動機で、1%の可能性を信じて挑戦し続けている」と話した。
第2部の田山さんは大洗町出身。17年に現役引退し、現在はNTT東日本・NTT西日本所属で流通経済大スポーツ健康科学部准教授。
「4大会オリンピック出場して学んだこと・夢の実現に向けて」をテーマに講演。トライアスロンを始めたきっかけや競技内容、練習日記、大切にしている言葉などを披露。「チャンスを生かすための準備をどれだけしておくかが重要。一生懸命にやっても結果が出ない時もあるが、目標に向けて頑張ってきたことは力になる。夢に近づく」と会場にエールを送った。
講演の終了後には、加藤さんがボッチャを実演し、田山さんも挑戦した。