茨城県利根町内の3小学校が統合して4月に開校した町立利根小(直井由貴校長)で11日、初めての入学式が行われた。新入生57人が在校生や教職員、保護者らに見守られながら、学校生活をスタートさせた。

新1年生は一人一人名前を呼ばれると「はい」と元気よく返事。緊張した面持ちで式に臨んだ。

式辞で直井校長は「たくさんの友達をつくって楽しく勉強したり遊んだりしましょう」と呼びかけ、保護者らに「明るく楽しい学校を目指し、教職員一丸となって取り組んでいく」と誓った。

来賓の佐々木喜章町長は「子どもたちは町の活力の源。教育委員会と連携しながら、子どもたちの成長を全力で支援していく」と述べた。

在校生を代表して、6年生の香取千鶴さんと西山豪毅君が「不安なことがあったら相談してください。皆ですてきな学校生活を送りましょう」と歓迎の言葉を贈った。

利根小は町内の児童数減少に伴い、布川、文、文間の3校が統合して開校。校舎は旧布川小を利用し、児童数444人。町内でただ一つの小学校となった。