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ゲリラ投棄、水戸で続発 地域住民「怒り覚える」 解体ごみ、道路に散乱

水戸市内の市道で不法投棄されたがれき類(同市提供)
水戸市内の市道で不法投棄されたがれき類(同市提供)


ごみやがれきを道路上に捨てる「ゲリラ的不法投棄」が、水戸市内で相次いでいる。昨年10月から今年2月までの間に10件が発生し、今月12日にも同市郊外で被害が発生。いずれも残土にコンクリートや木くずが交じった解体ごみが道路をふさぐように散乱しており、地域住民は「怒りを覚える」と憤る。県や市は、パトロールを強化したり、被害地域の一部に防犯カメラを設置したりして、被害拡大を食い止めたい考えだ。

ゲリラ的不法投棄は、トラック1、2台程度で散発的に捨てていく手口。

市廃棄物対策課によると、市内では2020年度に7件、21年度は9件発生しており、投棄された場所はいずれも山林や田畑などの民有地だった。しかし、22年度以降は狙われる場所が道路に変わり、全てのケースが市道や県道をふさぐ形で発見された。投棄物は解体ごみがほとんどで、中には外壁などに使われる大谷石も置かれていたという。

同市田谷町では12日朝、通勤中の住民が、市道わきにゲリラ投棄されたとみられる廃棄物を発見。同町では2月にも同種事案が発生しており、連絡を受けた区長の石川幸一さん(65)は「なぜこんなことができるのか」と怒りを隠さない。

市によると、不法投棄された場所はいずれも市内の田園地域を走る道路。大半は地元住民からの通報により発覚した。安全確保のため、ごみ撤去まで通行止めにした箇所もあった。

県によると、県央地域における不法投棄の発生件数は、20年度が県全体の9・6%だったが、21年度は12・3%、22年度は今年1月末時点で21・6%と増加傾向にあるという。

このため、県は21年度から、県警OBを「不法投棄等機動調査員」として10人採用し、監視や指導を強化したほか、画像が投稿できる通報アプリや情報提供者への報奨金制度も新たに導入した。本年度からは「解体パトロール」と銘打ち、関連業界の現場を訪れて廃棄物を分別しているか確認したり、処分委託先を聞き取りしたりする方針だ。

こうした解体ごみは、深夜から未明にかけて投棄されるとみられており、市廃棄物対策課は「廃棄物を積む不審な車両を目撃したら、すぐに市や警察に通報してほしい」と呼びかけている。

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