次の記事:ハイエース大量窃盗 110台超、容疑で4人逮捕 被害1億円 茨城県警など合同捜査班 

水戸市長選立候補者の横顔(届け出順)

大内久美子氏、高橋靖氏(右から届け出順)
大内久美子氏、高橋靖氏(右から届け出順)


水戸市長選が16日告示され、新人で政党役員の大内久美子氏(73)=共産推薦=と現職の高橋靖氏(57)の無所属2人が立候補した。横顔を紹介する。

■大内久美子(おおうちくみこ)氏(73) 政党役員 無新 暮らし重視の市政に
市民団体の後押しを受けて出馬を決めた。水戸市議、県議を合わせて計約40年務めた実績と経験を踏まえ、限られた予算を開発事業より、暮らし重視に充てるよう訴え、市長選に再び挑む。

全国最年少の25歳で市議選に臨み初当選した。子育て支援への情熱は強く、「その気持ちは今でも変わらない」。市議時代は子どもの学ぶ喜びを培おうと、図書館行政に力を入れ、市立中央図書館の設置や分館についても具体化を進めてきた。当時、出産後も働く女性は珍しく、産後に働きやすい環境づくりにも力を注いだ。

8年前に出馬した市長選との違いは、当時、計画を白紙に戻すよう求めた新市民会館が完成したこと。「利権政治が集中している」と予算の拠出を見直していく。日本原子力発電東海第2原発については、事前了解権を持つ6市村の一つとして「広域避難計画の策定は不可能。再稼働反対を貫きたい」。

座右の銘は「一人は皆のため、皆は一人のため」。バランスある食生活を心がける。映画鑑賞やウオーキングが趣味。堀町。

■高橋靖(たかはしやすし)氏(57) 市長 無現 人口減少解決に決意
「コロナ禍で積み残した事業がある。人口減少という大きな課題、問題を投げ出さず、政治の責任を取る」。悩んだ時期もあったが、出馬に踏み切った。

これまでの3期12年間で最も熱を入れたのは「子育て、教育」と自負心をのぞかせる。就任当初に年間150億円だった子育て、保育関係予算を240億円にまで拡充した。「(新庁舎完成など)4大プロジェクトが目立つかもしれないが、子育てと保育にかけた予算の方が多い」と力を込める。

保育所の定員を倍にし、待機児童ゼロを達成した。幼小中の全教室にエアコンを整えた。しかし、「現状は当たり前」と自己評価する。今後は住む街として選んでもらうための4年間としたい考えだ。「環境整備より子育て世代の経費負担を減らす。財源も生み出していく」

継続してきた企業誘致も進め、整えた医療、福祉体制も維持する。防災、減災にも目配りを欠かさない。

趣味はジョギングで千波湖周辺を10キロ走ることも。サイクリングを始め、自転車も買った。多忙なため、健康維持に余念がない。塩崎町。



最近の記事

茨城の求人情報

全国・世界のニュース