初夏を思わせる陽気となった20日、茨城県つくば市若栗のつくば牡丹園では、色とりどりのボタンが大輪の花を咲かせ、訪れた人を楽しませた。

同園によると、園内には約6万株が育ち、例年より10日ほど早く咲き進む。同日現在、赤や白、黄など色鮮やかな約2300株が優雅に咲き誇る。

千葉県から訪れた布川典子さん(67)は「花の咲き方、がくの形などが間近で見られて楽しい」と笑顔。関浩一園長は「花によって色や形、花びらの数が違う。好みの花を見つけてほしい」と話した。見頃は来週まで。

■茨城県内で今年最高気温9地点　古河27.2度
日本列島は20日、南から暖かい空気が流れ込んだ影響で今年一番の暑さとなり、各地で最高気温が25度以上の夏日を記録した。茨城県内も14観測地点のうち9地点で今年最高を記録した。気象庁によると、21日も太平洋側を中心に暑さが続く見込み。

水戸地方気象台によると、茨城県内各地の最高気温は古河で27.2度、大子で26.7度、土浦で26.4度、下館、龍ケ崎、つくばで26.3度、笠間で26.2度、下妻で26.1度、常陸大宮で25.7度と6下旬並みの陽気となった。