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茨城・取手市長選で初当選した中村修さん 合併の垣根取り払う

取手市長選で初当選した中村修さん=取手市小文間
取手市長選で初当選した中村修さん=取手市小文間


「多くの方の支えに感謝したい。取手のリーダーとしてしっかり仕事をしていく」と、気持ちを新たにするのは茨城県取手市長選で初当選した中村修(なかむらおさむ)さん(61)。

当選の報を受けて「身の引き締まる思い」と緊張の面持ちだったが、5人の娘たちから祝いのケーキ、そして手作りの当選メダルを贈られると自然と顔がほころんだ。

選挙戦では地域が持つ魅力とその可能性を訴えてきた。少子高齢化が進み、まちに元気がなくなっていると言われることに対し「取手の可能性や魅力を引き出していく。活力を取り戻す」と広く呼びかけた。

取手で生まれ育ち、市議と県議合わせて約20年間、長く地元を見つめてきた。その中で、旧取手市と旧藤代町の合併についてはまだ垣根のようなものが残っていると感じている。「垣根を取り払い、一つの取手にしなければ」との思いを持つ。

市長を目指したのも〝地元愛〟からだ。自身が掲げるスローガン「住み続けるほど好きになる街をつくる」は、政治を志した当初から変わらない。「取手を愛する気持ちは無限」と、地域への思いは人一倍強い。

「一生勉強、一生感動」という言葉をいつも心の中に持っている。「全てが勉強。そして感動する喜びが一番。いろいろな出会いに感謝している。皆さんの力を借りながらこの取手をよくしていきたい」

子どもたちは独立し妻と2人暮らし。東。



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