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茨城工芸美術展開幕 伝統と洗練、集う 16日まで

主催者や来賓によるテープカットで開幕した第46回茨城工芸美術展=水戸市泉町の京成百貨店
主催者や来賓によるテープカットで開幕した第46回茨城工芸美術展=水戸市泉町の京成百貨店


第46回茨城工芸美術展は11日、水戸市泉町の京成百貨店7階催事場で開幕した。陶磁や金工、漆芸、染織など、茨城県を代表する工芸作家による感性豊かな秀作が並ぶ。茨城工芸会、茨城新聞社主催。16日まで。

同展は1930年、同県筑西市出身の近代陶芸の巨匠、板谷波山の提唱で始まり、原則隔年で開催している。今回は会員39人が8部門に約600点を出品し、伝統の技と洗練の美を楽しむことができる。

同県笠間市ゆかりの陶芸家で重要無形文化財保持者の故松井康成氏と、昨年10月に84歳で亡くなった同市の陶芸家で同会9代会長、荒田耕治氏の作品合わせて4点も特別展示している。

開幕式で、茨城新聞社の沼田安広社長はコロナ禍の制限緩和を受け、「前回展より多くの来場が期待される。作家との交流イベントも予定され、内容がさらに充実した」とあいさつ。同会の松井康陽会長は「芸術の必要性をアピールできるよう、日々努力を続け、それにふさわしい作品を作っていかねばならない」と決意を示した。

主催者や横山征成副知事、高橋靖水戸市長ら来賓によるテープカットで幕を開けると、会場は美術ファンらでにぎわった。



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