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水郷彩る「あやめ笠」 茨城・潮来 編み作業、最盛期

水郷潮来あやめまつりを控え、最盛期を迎えた「あやめ笠」作り=潮来市辻
水郷潮来あやめまつりを控え、最盛期を迎えた「あやめ笠」作り=潮来市辻


水郷潮来あやめまつりが19日に開幕するのを前に、茨城県伝統工芸品の「あやめ笠(がさ)」作りが潮来市辻のシルバー人材センターで最盛期を迎えている。

あやめ笠はイグサで編まれ、農作業時の日よけや雨よけなどに使われてきた。現在はろ舟の船頭や乗船した観光客が着用するほか、まつり会場で販売される。

全て手作業で、イグサの束を笠状に開いた後、最上部に「ぼっち」と呼ぶ突起を作り、編んでいく。女性たちは直径43センチの大きい笠や、風鈴や花を付けた小さい笠を黙々と作った。

長年携わる高橋トシ子さん(82)は「一つ一つ心を込めて編んでいる。香りや手作りのぬくもりを感じてほしい」と話した。

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