北茨城市長選で市民団体 公開質問状の回答公表 東海第2再稼働など
茨城県北茨城市の市民団体「北茨城・九条の会」は17日、同市長選(21日投開票)に立候補した無所属新人の松本健一郎氏(68)と、無所属現職の豊田稔氏(78)への「公開質問状」の回答内容を公表した。
質問状は、日本原子力発電(原電)東海第2原発(同県東海村)の再稼働や市政についての考えなど5項目を問う内容。11日に送付し、15日までに回答書を受領した。
原発の再稼働や新増設を進める政府の新方針や、東海第2原発の再稼働に対する考えでは、松本氏は「安全性に対する国民の理解が得られるまでは再稼働すべきでない。一方、原子力技術に関する研究は続けるべき」、豊田氏は「基本的には20年以上稼働している原子力発電所には反対。その他、原子力規制委員会が判断したことを基に検討していく」とした。