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北茨城市長選 現職の豊田氏が7選 一騎打ち、新人破る 投票率は過去最低の48.43%

北茨城市長選で通算7選を決め、万歳する豊田稔氏(右から2人目)=21日午後8時49分、北茨城市磯原町本町
北茨城市長選で通算7選を決め、万歳する豊田稔氏(右から2人目)=21日午後8時49分、北茨城市磯原町本町


茨城県北茨城市長選は21日投開票され、無所属で現職の豊田稔氏(78)が、無所属新人で元市議の米穀肥料店社長、松本健一郎氏(68)を破り、通算7回目の当選を果たした。当日有権者数は3万5215人、投票率は過去最低の48.43%(前回53.04%)だった。

午後8時半ごろ、同市磯原町本町の事務所に当選確定の一報が入ると、支持者らから歓声と拍手が上がった。豊田氏は「一つ一つの公約を実現させる。皆さんの支援をお願いしたい」と述べた。

選挙戦は、2011年から4回連続で同じ顔触れによる一騎打ちとなり、両候補は市政の継続、刷新をそれぞれ訴えた。豊田氏は東日本大震災からの復旧復興のほか、新清掃センターの建設、給食費無償化など、これまでの実績を強調。人口減少対策を巡り、「若い人たちが夢と希望を持てる市をつくりたい」と呼びかけた。

強固な後援会組織に支えられ、自民党北茨城支部など計約800団体・企業からの支持も得て、盤石の体制で戦った。

松本氏は告示5日前に出馬表明し、市長選への挑戦は6回連続となった。公約に高齢者の健康対策や転入者の定住促進などを掲げ、草の根運動を展開したが及ばなかった。

【豊田稔(とよだ・みのる)氏の略歴】市長当選7回、県漁港協会長[元]市議当選2回。日本大中退。関本町富士ケ丘

■北茨城市長選開票結果(選管最終)
当9,307 豊田稔   78 無現
7,495 松本健一郎 68 無新



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