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年内引退「ガルパン列車」 記念走行にファン80人 茨城・大洗鹿島線

多くのファンが訪れた「ガルパン列車」の記念走行イベント=大洗町桜道
多くのファンが訪れた「ガルパン列車」の記念走行イベント=大洗町桜道


茨城県大洗町を舞台にしたアニメ「ガールズ&パンツァー」(ガルパン)のラッピング列車が年内に引退することになり、大洗鹿島線を運行する鹿島臨海鉄道は28日、記念走行イベントを開いた。夏から秋にかけて引退予定の3号車と4号車にファンを乗せ、大洗駅-鹿島神宮駅間を往復。参加者は間もなく終わりを迎える列車に、それぞれ思いをはせた。

ガルパン列車はアニメの放映が始まった2012年に運行開始。登場人物などのラッピングをあしらった車両で定期運行していた。1号車は惜しまれつつ16年に引退したが、その後、地元商店街の寄付や協賛金付き記念乗車券販売などから費用を捻出し、2~4号車を運行していた。

車両は老朽化が進んでいたことから、車両の定期検査などに合わせ順次引退が予定されていた。イベントは6月に予定していた2号車の引退に併せて開かれたが、同車両は5月6日に倒木と接触して急きょ引退が決まり、イベントには3、4号車が登場した。3号車は7月、4号車は秋に引退する予定。

イベントでは、事前抽選に当選した約80人に記念の乗車記念証やヘッドマーク型缶バッジが配られ、車内アナウンス体験なども実施された。

千葉市、会社員、斉藤敬之さん(58)は「本当にさみしい。難しいと思うが、5号車が登場してくれることを期待したい」。川崎市、同、磯崎貴博さん(39)は「2号車のような事故がないように、最後まで頑張って運行してほしい」とエールを送った。



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