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発掘された土器触れる 茨城・常陸太田市立世矢小 縄文・弥生時代学ぶ

実際に発掘調査で見つかった土器などに触れる児童たち=常陸太田市真弓町
実際に発掘調査で見つかった土器などに触れる児童たち=常陸太田市真弓町


茨城県常陸太田市立世矢小学校(同市真弓町、岡部英昭校長)は5月30日、6年生を対象に、県埋蔵文化財センター「いせきぴあ茨城」(城里町)の出前授業「出土品から学ぶ縄文時代・弥生時代」を開いた。子どもたちは市内外の発掘調査で得られた資料から、当時の人たちの生活の様子を学んだり、実際に土器などにも触れて縄文・弥生時代への関心を深めた。

同センターの鴨志田祐一さんらが講師を務め、6千年前の環境や貝塚などから分かる当時の人たちの食生活を紹介し、発掘された道具や装飾品などで暮らしぶりなどを説明した。子どもたちは発掘で見つかった土器や土偶などにも触れた。博物館などでガラスケースの中に収められているような土器を手に持つ貴重な体験に、緊張しながらも土器の中をのぞき込んだり、手触りや重さなどを確認していた。

樋屋悠杜君(11)は「めったに見られない物を見たり、触れられたのでうれしい。土器などはもっとゴツゴツしていると思っていたけど意外とサラサラしていてイメージと違った」と感想。竹内柚奈さん(11)は「珍しいものに触れさせてもらって楽しかった。模様などもよく確認できた。自分でも見つけてみたい」と話した。

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