偕楽園で梅の実落とし 水戸

日本三名園の一つで梅の名所、水戸市の偕楽園で1日、恒例の梅の実落としが行われ、大きさ約3センチに育った青い実が収穫された。
養分を木に残して来年も花をきれいに咲かせるため、熟す前に実を落とす。法被を着た造園の職人が長さ約4メートルの竹ざおで枝を揺らし、傷が付かないようシートの上に落としては集めた。
偕楽園公園センター(同市見川)によると、今年は天候に恵まれてよく育ち、1、2の両日で約10トンの収穫を見込む。実を落とした同市の藤井美啓さん(48)は「歴史ある梅を傷付けないよう気を付けた。今年は豊作」と話した。
梅の実は3日、同センターで午前8時から整理券を配布の上、1キログラム200円で先着千人に販売される予定。