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北海道で雨情記念公演 生誕140周年事業 8月 「啄木との出会い」講演も

野口雨情、石川啄木(左から)
野口雨情、石川啄木(左から)


「しゃぼん玉」や「七つの子」などで知られる茨城県北茨城市の童謡詩人、野口雨情ゆかりの地を会場にしたコンサートが8月28日、北海道小樽市で開かれる。昨年が雨情の生誕140周年に当たり、コンサートは記念事業の一環。水戸市出身のソプラノ歌手、森田妃加允さんらの演奏のほか、雨情生家館長で直孫の野口不二子さんが特別講演する。

主催は、野口雨情生誕140周年記念コンサート実行委員会。開催地に選んだ小樽は、20代で北海道に渡った雨情が小樽日報に勤め、歌人の石川啄木と机を並べた場所だ。不二子さんは、啄木が雨情に宛てたはがきなどを持参し、現地の関係者と交流する。

コンサートには森田さんと、ピアノ奏者、池沢由香子さんが出演し、不二子さんは「雨情と啄木との出会い」をテーマに講演する。「衝突しながらも互いに認め合い、それぞれの文学を追求していった。小樽での雨情の足取りや思いに触れたい」と不二子さん。

今回はコンサート以外にも、大洗港から客船にっぽん丸を利用したツアーを企画。8月25~28日までと、同~29日までの2コースで、大洗港から客船にっぽん丸で出発し、空路で戻る。希望者は小樽でのコンサートに参加するほか、船内で演奏を聞くことができる。

小樽に先立ち、同委員会は同月20日、水戸市千波町のザ・ヒロサワ・シティ会館(県民文化センター)で「野口雨情生誕140周年記念コンサートツアーin水戸」を開催。北茨城の情景と、平和への願いを重ねた曲「蜀黍(もろこし)畑」などを披露する。

全席自由2000円(友の会1500円)。チケットは今月8日から受付開始。問い合わせは同会館(電)029(241)1166。



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