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若者の新婚生活応援 茨城・龍ケ崎市補助、最大10万円 負担軽減や定住促進狙う

「U29新婚生活スタート応援補助金」を案内するチラシ
「U29新婚生活スタート応援補助金」を案内するチラシ


茨城県龍ケ崎市は若者の新婚生活を応援する補助事業を独自に始める。最大で現金10万円を贈り、経済的負担の軽減や定住促進に結び付ける。7月3日に受け付けが始まる。

市まちの魅力創造課によると、補助の対象となるのは今年1月1日以降に婚姻した夫婦で、婚姻時にいずれかが30歳未満。申請日までにそろって3カ月以上の市内居住など。対象年齢を踏まえ、事業を「U29(ゆーにじゅうきゅう)新婚生活スタート応援補助金」と名付けた。

条件を満たせば5万円を支給する。ほか、婚姻日から申請日までの間に市内で購入するなどした商品・サービスの費用を5万円まで現金還元する。

LGBTなど性的少数者のカップルを公認する県の「いばらきパートナーシップ宣誓制度」の宣誓者ほか、外国人も対象に含める。

最大10万円の補助額は、20代後半の平均的な想定年収を約380万円と見積もり設定した。市民税1年分に相当する額という。事業費として1500万円を予算措置した。

補助の申し込みには、戸籍謄本や住民票の写しなどが必要。申請書や要綱は市ホームページで公開する。案内チラシも市役所本庁舎3階の同課窓口に置く。

萩原勇市長は5月31日の記者会見で、人口減少と少子化を念頭に「若者への支援が必要だ。持続可能なまちづくりのため、引き続きさまざまな角度からサポートしたい」と語った。

問い合わせは同課(電)0297(64)2751。



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