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企業や学校、進む緩和 高齢者施設、続く警戒 茨城県内「5類」1カ月

4年ぶりに復活した親子競技の二人三脚=水戸市柳河町の市立柳河小(同校提供)(下)介護老人保健施設「シルバービィレッジ」で手すりを消毒する職員=6日、笠間市南小泉
4年ぶりに復活した親子競技の二人三脚=水戸市柳河町の市立柳河小(同校提供)(下)介護老人保健施設「シルバービィレッジ」で手すりを消毒する職員=6日、笠間市南小泉
介護老人保健施設「シルバービィレッジ」で手すりを消毒する職員=6日、笠間市南小泉
介護老人保健施設「シルバービィレッジ」で手すりを消毒する職員=6日、笠間市南小泉


新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類に移行し、8日で1カ月が経過した。茨城県内では経済活動や学校の行事などが戻りつつある一方、介護施設などでは移行前と変わらない感染防止策が続く。県が同日公表した直近1週間(5月29日~6月4日)の定点当たりの感染者数は前週比1・18人増の5・01人で、移行前の週(1・69人)から増加している。医療関係者は警戒を強めている。

■再び地域密着

「顔を合わせることで得られることは多い」

明治安田生命保険水戸支社の保険外交員、川上知子さん(47)は、企業訪問ができるようになり、笑顔を見せる。

総合リフォームの東部燃焼(水戸市)は個人宅を訪問する営業を約3年ぶりに解禁。岡田晃社長(46)は「再び地域密着型の仕事ができる」と力を込める。

5類移行に伴い、企業のコロナ対策は徐々に緩和されている。商学、経営学に詳しい茨城大人文社会科学部の今村一真教授(51)は「対面営業は、顧客の実態を把握し、顧客を尊重した提案を再開させる大きな意味を持つ」と解説する。

■遠足「楽しみ」

教育現場では多くの制限が緩和され、行事も従来の姿を見せつつある。

水戸市立柳河小は5月20日、運動会を4年ぶりに開き、地域住民を招待した。親子で二人三脚する子どもたちはマスクを外し、笑顔を見せた。川田寛子校長(55)は「かつての活気が戻ってきた」と話す。同校は、4、5年生の宿泊学習を日帰りから1泊2日に、6年生の遠足の行き先も従来の東京都にした。6年の石川愛翔さん(12)は「すごく楽しみ」と声を弾ませる。

水戸市教委によると、市立の小中・義務教育学校48校は、運動会や修学旅行、東京への遠足など学校行事がほぼ復活。一方で行事の時間短縮や規模縮小などを維持している学校もある。同教委の担当者は「全てを戻すのではなく、コロナ禍で得た良い部分を組み合わせていく」と語る。

■持ち込まない

同県笠間市南小泉の介護老人保健施設「シルバービィレッジ」は毎日、スタッフ全員が30分以上かけて持ち場を消毒する。手すり、ドアノブ、洗面台など、人が頻繁に接触する場所にスプレーを吹きつけ、布で丁寧に拭き取る。

換気やマスク着用、出勤時の検温も続ける。中村公彦事務長(61)は「利用者が(施設内で)社会性を維持するためにもコロナを持ち込まない、広げないことが重要」と指摘する。

面会は、リモート限定から対面も可能とした。面会エリアを1階入り口付近に限定して実現。中村事務長は「利用者や家族の気持ちを大切にしたい」と話す。

県長寿福祉課は、高齢者施設の感染対策継続は必要として、研修会開催や資料を提供。併せて面会の規制緩和、職員の余裕を持った勤務体制などメリハリの効いたコロナ対応を呼びかけている。



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