キクラゲ


旬を迎えるキクラゲには、真っ黒なキクラゲ、裏が白っぽいアラゲキクラゲ、デザートに出てくる真っ白なシロキクラゲといろいろな種類があります。
生ではぷりっと、乾燥ではコリッとした歯触りの良い食感が楽しめます。キクラゲ自体に味はありませんが、料理のアクセントとして活躍してくれます。
薬膳の基本は「五行学説」です。万物は五つの要素と色-木(青)、火(赤)、土(黄)、金(白)、水(黒)-から構成されているという考え方で、それぞれの色が違う特徴を持ちます。キクラゲは黒。生命の源を表し、発育促進や老化防止、疲労回復の働きを持つ色です。
今回は中華の定番、キクラゲと卵の炒め物(木犀肉(ムーシーロー))です。キクラゲをよく炒めることで食感が良くなり、調味料の味がしっかり付きます。もう一品はシロキクラゲを使ったデザートです。喉や肌が潤い、暑くなるこれからの季節にぴったりの爽やかな味わいです。