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医療用HAL研究で意見交換 ウクライナの現地医師 茨城県立医療大を視察

ロボットスーツ「HAL」を視察するオレクサンドル・クリク氏(中央)=阿見町阿見
ロボットスーツ「HAL」を視察するオレクサンドル・クリク氏(中央)=阿見町阿見


ロシアのウクライナ侵攻で負傷した兵士らの治療に当たる現地の医師、オレクサンドル・クリク氏(46)が30日、茨城県阿見町阿見の県立医療大を訪れ、ロボットを使ったリハビリ「ロボティックストレーニング」を視察した。同大ではサイバーダイン(つくば市)が製造販売するロボットスーツ「医療用HAL(ハル)」の臨床研究をしており、意見交換や見学を通して知見を深めた。

首都キーウ近郊のリハビリ専門医療機関に勤務するクリク氏は、神経科学を応用する「ニューロリハビリテーション」分野の医師。現在は障害を負った兵士らの治療を続ける。

同大は、同じ分野のロボティックストレーニングで先進的な臨床研究を実施。筋肉が活動しようとする信号を捉えて人の動きを補助する医療用ハルを使う。

意見交換には、同大から水上昌文理学療法科教授と河野豊医科学センター教授の2人が出席。ハルを装着したリハビリなど、臨床研究の様子を収めた動画を紹介し、効果や課題などを説明した。

クリク氏は、トレーニングの頻度や発症後にハルを使う時期などについて積極的に質問。隣接する付属病院も訪れ、ハルの実物をはじめ、リハビリ器具や運動療法室などを見学した。

視察終了後、クリク氏は「(現地で)ハルを使いこなすためにはテクノロジーの理解が大切」とノウハウ共有の必要性を強調。ロシアとの戦争については「早く終わるよう祈っている」と語り、日本のウクライナ支援に謝意を示した。

水上教授は「ロボットへの期待が強い」とクリク氏の熱意を感じた様子。ハル活用には調整の仕方やトレーニングの実施計画などが重要とした上で、「ノウハウを伝えるため、オンラインなどで連携したい」と協力する意向を見せた。



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