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自動バス、表示を改良 前面に停止や右左折 茨城・境

フロントガラス内側にディスプレーを取り付けた自動運転バス=境町内
フロントガラス内側にディスプレーを取り付けた自動運転バス=境町内


公道で自動運転バスが運行されている茨城県境町で、バスの停車や右左折などの動きを歩行者に分かりやすく示す実証実験が行われている。「ヒューマン・マシン・インターフェース」と題し、現在運行中の3台のうち、1台のフロントガラス内側に縦20センチ、横60センチの発光ダイオード(LED)ディスプレーを設置。状況に応じて「停止中」「右折中」「左折中」など7種類のサインや顔文字が表示される。

実験は6月19日から今月5日までの17日間。バスの定常運行ルート(道の駅さかい-猿島コミュニティセンター)を1日10往復している。期間中、利用者への聞き取り調査をはじめ、運行中の録画映像を分析するなどしてデータを集める。

6月27日に開かれた試乗会に参加した町いきいきクラブ連合会の寺山守会長(82)は「表示に遊び心があっていい。分かりやすく、より安全性が高まったのではないか」と話した。

ディスプレーを開発した市光工業(神奈川県伊勢原市)によると、実験結果を受けて表示板の明るさや表示方法を検討し、将来は車の後方にも設置して後続車にも示す必要性があるとしている。



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