児童92人が自転車の安全走行、技能競う 4年ぶり茨城県大会


自転車競技を通じて交通安全意識を高めてもらう「交通安全子供自転車茨城県大会」(県交通安全協会、県警主催、茨城新聞社など後援)が13日、同県ひたちなか市新光町の市総合運動公園総合体育館で開かれた。県内の小学校23校から児童92人が参加して練習の成果を発揮。団体の部では桜川市立桃山学園が優勝した。
県大会は57回目。新型コロナウイルスの影響で中止が続き、2019年以来4年ぶりに行われた。県内23地区の交通安全協会の管内にある代表校が参加し、団体と個人の各部門で実施された。
競技は、交通規則や道路標識などの知識を問う筆記テストをはじめ、ジグザグ走行やS字などを走る「技能走行」、交差点や横断歩道などを適切に走る「安全走行」の3種目。
安全走行では、交差点の右左折時や駐車車両脇を走行する際に手信号を出しながら慎重に走行する児童たちの姿が見られた。
大洗町立大洗小5年の小松崎結宇さんは「ジグザグ走行が難しかった。これからも練習で学んだ交通ルールを守りたい」と話した。
団体の部で優勝した桃山学園は、8月9日に東京都で開かれる全国大会に出場する。