ズッキーニ


夏の食養生(しょくようじょう)は体の熱を冷まし、暑さを払い除ける「清熱解暑(せいねつげしょ)」、汗で消耗した体を潤して元気を付ける「生津補気(せいしんほき)」が欠かせません。
ズッキーニは体の熱を冷まし、潤す働きを持つため、夏にぴったりの食材の一つです。水分をたっぷりと含む「液胞」があり、みずみずしいのも特徴です。加熱をすると液胞が壊れ、すぐに軟らかくなります。
色は緑や黄、珍しいものでは白、形も長細いものや丸いものなどさまざま。よく見かける棒状のズッキーニは20センチくらいのものがお薦めです。カボチャの仲間ですが、日持ちしないので、数日のうちに食べましょう。実になる前の黄色い花も食べることができ、余すことなくいただけます。味は淡味で扱いやすく、油との相性も良いです。生でも、焼いても煮ても食べられ、料理の幅が広がります。
今回はツナ缶であえたサラダです。加熱調理をしないので、手早く作ることができ、夏の暑さに負けない元気を与えてくれます。