茨城・結城市長選 3氏が主張 出馬予定、公開討論
7月30日告示、8月6日投開票の茨城県結城市長選で、立候補予定者の公開討論会(結城青年会議所主催)が21日、同市国府町の石島建設プラネットホール・ゆうき図書館(市民情報センター)で開かれた。現職の小林栄氏(67)、新人の大木作次氏(62)、会沢久男氏(73)=いずれも無所属=の3人が、重点施策などを巡りそれぞれ主張を展開した。
重点施策について、会沢氏は「何をやるにも財源の確保が必要」と指摘し、市議会議員と市職員の定数削減による人件費削減を訴えた。大木氏は「ソフトとハードの両方が必要」とし、居住環境や工業団地の整備、移住定住者や子育て世代などへの支援を主張した。小林氏は「健康、経済、教育」と掲げ、特に健康診断実施率100%の目標達成や医療・介護の充実などを訴えた。
子育て・教育について、大木氏は「切れ目のない支援の実施」を強調し、出産祝い金の拡充や、学校給食費の無料化などを訴えた。小林氏は結城南中学校区で開校予定の小中一貫校に言及し、「IT、英語、音楽教育の3本柱による学校づくり」を主張。会沢氏は結婚支援による出生率向上へのてこ入れや「(教育について)障害者も健常者も一緒に学ぶ環境が大事」と訴えた。