ゴーヤ


環境に優しい日差し対策として人気があるゴーヤのグリーンカーテン。今年はたっぷりの日差しと高気温で生育が良いですね。
ゴーヤは別名ニガウリといい、その名の通り苦いウリ科の仲間です。独特の苦味は主にモモルデシンという成分で、唾液の分泌を促して胃を引き締め、食欲増進につながります。本来苦味や酸味は、毒や腐敗のサインで、本能的に受け付けないものですが、複雑な味や香りが漂うゴーヤ料理は食欲をそそり、自然と五味(甘味・塩味・酸味・苦味・うま味)を受け入れられるようになります。薄切りにして塩をからめ、熱湯でさっとゆがくと苦味が和らぎます。
カリウムも多く含みます。利尿作用があり、体内の余分な水分などを排出し腎臓の働きをサポートします。ビタミンCの含有量も高く、コラーゲン生成を促進し丈夫な肌をつくります。ビタミンB1も豊富。猛暑続きでエネルギー消耗が激しいこの時期、豚肉やニンニクと組み合わせるとさらに栄養価が高まります。