茨城・結城市長選 小林氏再選 投票率は過去最低 2新人退ける
茨城県結城市長選は6日投開票され、無所属で現職の小林栄氏(67)=自民7区支部、公明推薦=が、ともに無所属新人で前市議の大木作次氏(62)と会沢久男氏(73)を破り、再選を果たした。当日有権者は4万561人。投票率は45.63%(前回49.85%)で、過去最低となった。
午後8時ごろ、同市新福寺の小林氏の選挙事務所に当選の一報が届くと、支持者から大きな拍手が起こった。永岡桂子衆院議員、加藤明良参院議員らが駆け付ける中、小林氏は「初心を忘れず、皆さんのために4年間しっかり働かせていただく」と2期目への抱負を語った。
小林氏は1期目の実績として、就学時のランドセル支給や1、3歳への祝い金支給事業など子育て支援に力を入れてきたと強調。2期目の公約に健康、経済、教育を掲げ、健康診断受診率の向上、工業団地整備、幼児教育の支援などを訴えた。
選挙戦では、永岡氏や県議、市議らと街頭演説に立ち、国や県とのパイプをアピール。県看護連盟やJA北つくばなど各団体からの推薦を受け、幅広い層から支持を集めた。
大木氏は中村喜四郎衆院議員や市議の支援を受け、市議5期20年や議長経験などの実績を強調し、子育て支援の充実などを訴えたが及ばなかった。会沢氏は地元の市南部を中心に支持拡大を呼びかけたが浸透し切れなかった。
【小林栄(こばやし・さかえ)氏の略歴】市長当選2回、司法書士、自民党結城支部長[元]結城青年会議所理事長。明治大卒。富士見町
■結城市長選開票結果(選管最終)
当9858 小林栄 67 無限
7519 大木作次 62 無新
977 会沢久男 73 無新