「新聞ばっぐ」500点展示 茨城・笠間 ドレス、ジャケットも 20日まで

新聞紙を再利用して作るエコバッグを通し、環境について考える「新聞ばっぐFesta」が19日、茨城県笠間市南友部のJR友部駅北口前ウィンド・パワー・ギャラリー「GATE」で開かれた。紙面のデザインを生かしたバッグ約500点やドレスなどが一堂に展示された。来場者は多彩な作品を鑑賞し、10分間で折れる新聞ばっぐ作りの体験を楽しんだ。20日まで。
イベントは、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた身近な活動を紹介する茨城新聞社の紙面企画「いばらきSDGsプロジェクト」の一環。
会場には、記事や写真のデザインを生かして県内のインストラクターが制作した大小さまざまな形の新聞ばっぐが並んだ。「新聞女」の名前で活躍する大阪市の現代アーティスト、西沢みゆきさんが手がけたドレスやジャケットなどの作品も展示。丈5メートル、幅3メートルを超えるテーラードジャケットも飾られた。
新聞ばっぐ作り体験は、県内のインストラクター4人が折り方を指導した。石岡市から母親の久保田真理さん(44)と訪れた真衣さん(11)は「のりづけが少し難しかったけれど、思い通りのデザインに作れて楽しかった」と話した。
このほか、SDGsの取り組みとして水戸ユネスコ協会が梅染めの作品を展示した。
20日は午前11時、午後1時、同3時からの計3回、西沢さんによる新聞ドレス作りのワークショップを予定している。午前9時~午後5時まで。入場無料。