JR佐和駅 新駅舎と自由通路完成 茨城・ひたちなか バリアフリー配慮
茨城県ひたちなか市高場のJR常磐線佐和駅の橋上化した新駅舎と東西自由通路の完成式典が1日、現地で行われた。これまで改札口は西口だけだったが、橋上駅と自由通路の完成で東西の行き来が容易になり、利用者の利便性と安全性の向上が期待される。2日に供用を開始した。
新駅舎の整備工事は2021年7月から進めてきた。外観は地区のシンボルとなる大屋根を主体に、地名の由来である沢の流れを壁面や照明デザインに取り入れた。内観は光が多く差し込み、明るい雰囲気間となっている。
自由通路は幅約4メートル、長さ約80メートル。開放的でゆったりとした待合スペースを設置した。
バリアフリーに配慮し、新駅舎には上下両ホームにエレベーターを各1基設け、構内には多機能トイレを整備した。
式典で、大谷明市長は「市北部地区の玄関口にふさわしい活力と魅力あふれる都市空間になるものと期待している。新しくなった佐和駅がにぎわいの場となることを願う」と述べた。JR東日本水戸支社の小川一路支社長は「地域の交流拠点として活用してもらえるよう貢献していきたい」と話した。