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茨城・牛久市長選告示 4新人、駅前活性化など舌戦

沼田和利氏、坂野美紗子氏、横田清泰氏、赤須理世自氏(左から届け出順)
沼田和利氏、坂野美紗子氏、横田清泰氏、赤須理世自氏(左から届け出順)


茨城県牛久市長選は3日告示され、いずれも新人で、無所属で元県議の沼田和利氏(46)=自民、公明推薦、日本維新の会で翻訳業の坂野美紗子氏(42)、無所属で元経済産業省職員の横田清泰氏(53)、無所属で元県職員の赤須理世自氏(61)の4人が立候補を届け出て、選挙戦に入った。駅前活性化や国内初のワイン醸造場「牛久シャトー」の観光振興策など論戦が展開される。

沼田氏は午前10時、中央の牛久シャトーで出陣式。自民の国会議員、県議、市議ら支援者約1500人(陣営発表)を前に、観光資源の活用や物価高対策、高齢者の移動手段確保策を訴え、「地元のために汗を流す」と力を込めた。

坂野氏は午前11時、田宮町の市場前で出陣式。維新の国会議員や県議、市議ら支援者約250人(同)が駆け付ける中、行財政改革や教育支援などに力を入れると主張。「市長の退職金・給与カットなど身を切る改革が必要」と訴えた。

横田氏は猪子町の私立幼稚園で出陣式。かつて副町長を務めた栃木県益子町の町長、牛久市議ら支援者約500人(同)を前に「行政経験を生かし行財政改革や少子化対策に取り組む」と強調。駅ビルや牛久シャトーの活用も掲げた。

赤須氏は午後1時、栄町の交差点付近で第一声を上げた。国際観光都市の実現に向けて「まずは牛久市のイメージアップが必要」と主張。チラシやポスターを使わずに「普通の人が政治家になれることを発信したい」と語った。

投票は10日午前7時から午後8時まで市内24カ所で行われ、同9時から同市下根町の牛久運動公園体育館で開票される。有権者は7万458人(2日現在)。

【牛久市長選立候補者(届け出順)】
沼田和利(ぬまたかずとし) 46 無新
【略歴】会社員[元]県議当選2回、市議当選1回。日大卒。岡見町[自][公]
【公約】交流人口増加のための観光資源の活用、ヤングケアラー支援、移住政策の推進など

坂野美紗子(さかのみさこ) 42 維新
【略歴】翻訳オフィス代表。東大卒。田宮町
【公約】市長の報酬と退職金カット、18歳までの医療費完全無償化や英語教育充実による教育・子育て支援など

横田清泰(よこたきよやす) 53 無新
【略歴】団体役員[元]内閣官房参事官補佐、栃木県益子町副町長。学習院大卒。牛久町
【公約】企業誘致による市税収入の増加、インターナショナルスクールの誘致、子どもの医療費無償化など

赤須理世自(あかすりよじ) 61 無新
【略歴】[元]県立高校職員。法政大卒。田宮
【公約】国際観光都市の実現、東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出反対、農業政策の強化など

敬称略、年齢は投票日現在。略歴は、現職、元経歴、学歴、現住所。末尾の[]は推薦・支持政党



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