アメフトX2 セイバーズ白星発進 茨城・鉾田 ホームの声援、勝利呼ぶ

茨城県の鉾田、行方両市をホームタウンとするアメリカンフットボールの日本社会人Xリーグ2部(X2)中地区の茨城セイバーズは2日、鉾田市当間の鉾田総合公園陸上競技場でウォーリアーズとの開幕戦を20-7で制した。約300人の観客に後押しされ、2年連続でホームでの開幕戦を白星で飾った。
セイバーズは、第1クオーターでタッチダウン(TD)を奪い、幸先良く先制。第4クオーターに7-7の同点に追い付かれたが、残り3分を切ったところで高橋晃司選手(27)が相手のパスをインターセプト。そのまま約30ヤードを一気に走り抜くリターンTDを決め、勝ち越した。試合終了間際にも久松大樹選手(30)がTDを挙げ、勝利を決定付けた。
殊勲の高橋選手は「みんなが相手をブロックしてくれたおかげ。足には自信があったので、チームの役に立ててうれしい」と語った。小室尚隆主将(30)は「緊張もあり、ギリギリの展開になったが、応援のおかげで勝てた。次もこの流れに乗っていきたい」と意気込みを示した。
試合には岸田一夫鉾田市長と鈴木周也行方市長が応援に駆け付けた。観客に向けたあいさつで、岸田市長は「セイバーズが優勝してX1に昇格できるよう、皆さんと一緒に応援したい」と話した。
リーグ戦は残り5試合。次戦は16日、千葉県市川市の国府台陸上競技場で、昨季の中地区王者・ブルーサンダースと戦う。近藤秀則代表(44)は「次に勝たないとX1は見えてこない。選手の背中を押しに来てほしい」と呼びかけた。