茨城新聞社に新聞協会広告賞 さらば「いばらぎ」濁点宇宙発射計画
日本新聞協会は6日、2023年度の新聞広告賞に茨城新聞社の企画「さらば『いばらぎ』濁点宇宙発射計画」を選んだ。
「いばらき」を「いばらぎ」と読み間違えられる長年の懸案を解決しようと、新聞広告を起点に「ぎ」の濁点を宇宙に飛ばすことで認知度を高めるプロジェクト。大井川和彦知事がはさみで切り抜いた濁点を色紙に貼り、バルーンで上空3万メートル超の宇宙空間に飛ばした。宇宙産業が盛んな茨城県の特性を生かし、関連企業の協力を得た。
発射計画の告知と完了を新聞広告で伝え、動画投稿サイトのユーチューブで公開すると、交流サイト(SNS)で大きな反響を呼び、テレビ番組も相次いで取り上げた。動画は現在も公開され、再生回数は2万回を超える。「読み間違い問題」を真面目に、かつ面白おかしく県内外に発信し、茨城県の認知度を高めた。
受賞理由では「荒唐無稽に見える企画に真剣に取り組み、地元愛を表現したユーモアあふれる活動」と評価された。
新聞社企画・マーケティング部門では茨城新聞社を含む計5社が新聞広告賞に選ばれた。











