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茨城・牛久市長選 沼田氏が初当選 4新人の争い制す 投票率40.99%

牛久市長選で初当選し、万歳三唱する沼田和利氏(中央)=11日午前0時7分、同市中央
牛久市長選で初当選し、万歳三唱する沼田和利氏(中央)=11日午前0時7分、同市中央


茨城県牛久市長選は10日投開票され、無所属新人で元県議の沼田和利氏(46)=自民、公明推薦=が、無所属で元経済産業省職員の横田清泰氏(53)、日本維新の会で翻訳業の坂野美紗子氏(42)、無所属で元県職員の赤須理世自氏(61)の3新人を破り、初当選した。当日有権者は6万9692人。投票率は40.99%で過去最低だった2019年の前回選を3.20ポイント上回った。

10日午後11時半ごろ、同市中央の沼田氏の選挙事務所に当選確実の一報が入ると、支持者らから拍手と歓声が起こった。沼田氏は「牛久市の発展を考えて一生懸命、汗をかく」と抱負を語った。

選挙戦では自民党の国会議員や県議、市議のほか、現職の根本洋治市長らの支援を受け、県議や市議で培った政治経験をアピール。公約には教育改革や子育て支援のほか、日本遺産「牛久シャトー」や商業ビル「エスカード牛久」の活用による観光振興、地域活性化などを訴えた。

自民は県連が沼田氏を推薦する中、地元の牛久支部は沼田、横田両氏を推薦。横田氏は行政経験を前面に支持拡大を呼びかけたが、自民支持層の票が分散したとみられる。維新は連日、党幹部や国会議員らが現地入りし、保守層の票の取り込みを狙ったが、坂野氏支持は広がりを欠いた。

【沼田和利(ぬまた・かずとし)氏の略歴】市長当選1回、会社員[元]県議当選2回、市議当選1回。日本大卒。岡見町

■牛久市長選開票結果(選管最終)
当12255 沼田和利  46 無新
11106 横田清泰  53 無新
4496 坂野美紗子 42 維新
367 赤須理世自 61 無新



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