世界大会「優勝目指す」 パン職人・栗原さん 茨城県知事表敬
ドイツ・ミュンヘンで10月に開かれるパン職人の世界大会「iba(イバ)カップ」に出場する茨城県那珂市の「パン工房ぐるぐる」の代表、栗原淳平さん(40)が13日、同県水戸市笠原町の県庁に大井川和彦知事を表敬訪問し、「優勝を目指す。パンで茨城の価値を上げたい」と意気込みを語った。
大会は仕込みと合わせて2日間で実施。高さ約1.5メートルの飾りパンやディスプレーなど5部門の課題があり、味や焼き加減、形、芸術性など総合的な技術力を競う。栗原さんは2020年9月の選考会で日本代表に選ばれた。もう1人の代表とペアで参加12カ国の頂点を狙う。
栗原さんは那珂、ひたちなか、水戸の県内3市で3店舗を経営。知事の前には「奥久慈卵のとろ~りクリームパン」など人気商品が並んだ。「自分も立ちたいと思っていた大会。世界一になって地域に自慢できるパン屋を作る目標に向け、全部を出し切りたい」と力強く語った。